アースオーガーサービスレター
No.001(平成12年8月23日発信)

グラウトホース、カムロックカプラーの点検について

 日頃より弊社製品をご利用いただきましてありがとうございます。

 グラウトホースが破裂したりカムロックカプラー(レバーロックカプラーと称す製品も他社にはあります)が、破損したりレバーが外れたりしてセメントミルクやモルタルを飛散させるというトラブルが発生しました。
 弊社のオーガーは、スイベル装置のすぐ上のグラウトホース接続部分(B部)と、機種によってはさらにスイベルから垂直に立ち上がったホースが、オーガー上部で水平方向へ直角に曲がる部分(A部)にカムロックカプラーを使用してホース配管を行っています。(添付資料@を参照)(オーガー外部のホース受けには、弊社は使用していません。→後述)
 グラウトホースやカムロックカプラーは低圧用として作られており、不適当な取扱いや経年劣化などで生じた傷、破損により、脱落などのトラブルが発生することがあります。このようなトラブルを防止するために、次のことに留意してください。
  • 現場持ち込み時や撤収時にカムロックカプラーをねじ込む部分の周囲やレバーの根元周辺に傷や割れ目は無いか、グラウトホースの折れ曲がり、ゴムの劣化、ひび割れがないか、などを点検してください。
  • スパナでねじ込み部分がしっかり締まっているか、確認してください。
    ※このとき、スパナは絶対にパイプなどで延長しないようにしてください。
    延長するとネジの締め過ぎとなります。締まり過ぎるとテーパネジなので、楔の作用で雌ネジを開いてしまい、破損することもあります。
  • ロックするためのレバーは正しい方向へきちんと倒してあるか、そのレバーをゴムバンドや結束バンドで固定してあるか、確認して下さい。
  • グラウト配管系統の圧力は最高 2.9MPa(30kg/cm2)として下さい。また、オーガーヘッドや配管のつまりなどによる予期せぬ圧力上昇を防ぐため、ポンプ側に安全弁(リリーフ弁)を設けてください。
 また、これらは運転により劣化消耗し傷などの影響を受けやすいので、弊社ではホース・ケーブル類は消耗品として機械部分とは分けて扱っています。
 傷やクラックなどが見つかったものは、直ちに弊社純正品と交換してください。

<関連事項>

立ち上り用配管金具について
 弊社オーガーのグラウトホース受と立ち上りグラウトホースの接続部には、一般的に使用されている「パンチコネクション」に対応する「テーパーストレートニップル」を採用しています。(添付資料Aを参照)
 これを簡便さのためカムロックカプラーに変更して、御使用されているケースが見受けられます。
 カムロックカプラーは非常に簡便なジョイントが可能ですが、施工中の振動や立ち上りグラウトホースの自重などにより、レバーが開いたり、破損する危険性があるため、高所で使用する立ち上り部分にはカムロックカプラーを使用せず、テーパーストレートニップルを採用しています。
 また、PFオスネジ(G1・1/2B,G2B)とPTメスネジ(Rc1・1/2B,Rc2B)は、ネジの互換性がありません。
 従いまして、この組合せでの使用は脱落などの危険を伴いますので、絶対に使用されないよう併せてご注意願います。
添付資料Bを参照)

 今後とも、よろしくお引き立てのほどお願い申し上げます。